アマチュア写真家への散歩道:チャンス不足編

2025年07月12日 16:27

暑さが少しおさまって多少過ごしやすい気候になっています。最近あれだけ暑かったのでそろそろセミが鳴いていてもおかしくないと思ったのですが、今年はまだ蝉の鳴き声をほとんど聴いていないので調べてみました。セミは地中の温度25度以上、気温30度前後、湿度80%以上の晴れた日が続くと、蝉の幼虫が地中から出てくる準備を始め、特に梅雨明け後の蒸し暑い日が羽化のピークになるそうです。確かに梅雨は明けていませんが羽化条件は満たしていたようにも思えます。しかし羽化しても35度を超える猛暑日が続くと、蝉も熱中症のような状態となり、活動を控える傾向があるとのこと。さらに数年前の異常気象が今の成虫数に影響している可能性もあるらしく、セミは数年〜10年以上土中で過ごし羽化して地上に出てきて熱中症では蝉も大変だなあと思います。このところ近所では、今年生まれた小ぶりなサイズのツバメの若鳥がパタパタ飛ぶ練習をしている光景をよく目にします。ツバメは言わずと知れた繁殖期を含む春から秋にかけてだけ日本で過ごし、冬は東南アジアで過ごすという日本から見ると夏鳥タイプの渡り鳥です。まだぎこちなく飛んでいる若鳥も秋にはフィリピン、マレーシア、インドネシアなどに約2000km〜5000kmもの距離を渡っていくそうです。元気で無事に渡っていってほしいと思います。(ちなみに親鳥は繁殖が成功した土地にまた戻ってくるそうですが、若鳥は全体の3〜5%程度とされていて多くは別の場所で繁殖地を見つけるそうです)

場所にもよるのですが、野鳥を見つけられずシャッターを押す機会すらあまりなく、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式でやってきたのですが打数自体が少なくなっていてスランプに陥っています。苦労して2枚ほど写真を撮ってきたのでご覧下さい。

1️⃣ツバメ:スズメ目ツバメ科ツバメ属
2️⃣ウミネコ:チドリ目カモメ科カモメ属(画像検索ではセグロカモメと出るのですが、おそらくウミネコだと思います)

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