アマチュア写真家への散歩道:セミが鳴き始めました編

2025年08月02日 17:11

なんだかんだ暑い日が続いています。8月になったからでしょうか?とうとうセミが鳴き始めました。今回は、近所の緑地公園にいったみたのですが、今年は鳴き声が少ないなあと思っていたら、あっという間に大合唱になってました。鳴き声はおそらく3種類ぐらいを聞き分けることができました。ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシだと思うのですが発見できたのはミンミンゼミだけでした。そんな中でもこのところかなり苦戦していた写真はなんとか数枚撮ることができました。その中でアカボシゴマダラというチョウを撮ることができたのですが、日本ではもともと奄美大島とその周辺の島々だけに固有の亜種H.a.shirakii Shiroku,1955が分布するのですが、関東を中心に拡散している個体群は、その外見上の特徴から、中国大陸産の名義タイプ亜種H.a.assimilisに由来とされています。この名義タイプ亜種は「特定外来生物」に指定されています。ちなみに「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」とは、日本在来の生物を捕食したり、これらと競合したりして、生態系を損ねたり、人の生命・身体、農林水産業に被害を与えたりする、あるいはそうするおそれのある外来生物による被害を防止するために、それらを「特定外来生物」等として指定し、その飼育、栽培、保管、運搬、輸入等について規制を行うとともに、必要に応じて国や自治体が野外等の外来生物の防除を行うことを定めることを目的としています。野鳥以外でもチャンスがあったらなんでも撮ってみようと思っているのですが、意外に身近なところで起こっている生態系の変化を感じて考えさせられます。4枚ほど写真を撮ってきたのでご覧ください。

1️⃣ミンミンゼミ
ちなみに横浜での初鳴き平均値は1991−2020年で7月20日らしくそれほど例年とずれがあるわけではないのかもしれません。
2️⃣アカボシゴマダラ:チョウ目・タテハチョウ科
東アジアの広域分布種で、斑紋は近縁のゴマダラチョウによく似るが、後翅の外縁に鮮やかな赤い斑点が出現することで区別される。タテハチョウとしてはゆるやかな飛翔で、斑紋も行動様式も毒蝶のマダラチョウ類に擬態していると考えられる。
3️⃣メジロ:鳥綱スズメ目メジロ科メジロ属
群れで行動することが多く、カラ類と混群を形成することも多い。
4️⃣コガラ:スズメ目シジュウカラ科コガラ属(画像検索ではヨーロッパシジュウカラと出るのですが、なんとなく私にはコガラの見えるのですがどうでしょうか?もしかするとシジュウカラの幼鳥?)
日本では北海道、本州、四国、九州に周年生息する(留鳥)。本州以南では山地から亜高山帯の森林内に生息し、北海道では平地でもみられる。(3️⃣のメジロの群れと一緒に行動していたようにも見えました)

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