8がけ社会

2025年08月27日 14:49

「8がけ社会 消える労働者 朽ちるインフラ」朝日新聞取材班著を読みました。著者の朝日新聞取材班は、2024年の年明けの朝日新聞総合面を飾る新年企画ー2040年ごろを見据えた日本社会の課題を絞り込み、外部の専門家の力を借りながら、解決策を示す。ー課題解決型報道としてチャレンジすることを目標に立ち上がった企画班です。


この本の内容はこんな感じです。
止まらぬ少子高齢化ー。現役世代が2割減る“不都合な未来“は変えられるのか?
様々な業界で「人手が足りない」と悲鳴が上がっている。生活を支えるインフラやサービスの担い手がいなくなり、社会が立ちいかなくなる現実味が増す今、私たちはこの難局にどう立ち向かえば良いのか。取材班が現場を歩き実態に迫り打開策を探る。「朝日新聞」大反響連載を書籍化。多和田葉子氏、小熊英二氏、安宅和人氏、増田寛也氏ほか識者インタビューも収録。

2024年、現役世代はいまより2割減る。1100万人の労働力が足りなくなる。逆に85歳以上は2020年の610万人から1000万人に達する。これで生活維持に欠かせないサービスは維持できるのでしょうか?むしろ維持できたら奇跡的ではないかと思います。介護職員不足やドライバー不足などはすでに深刻な状況になってますが、自分自身も含めて考え方を変えていく必要があるように思います。消費側の立場だけでなく働いている側の立場に立って考える必要を感じます。本当に必要なサービスは何か?対価を含めて持続可能な労働環境社会とはどういうものか?絶対にうまくいく処方箋などなようですが、コツコツと成功事例を積み重ねて少しづつ広げていくことで世の中は変わっていくような気もします。人口減少社会・・・・市場原理ではどうにもならない問題のようです・・・考えてみたいと思います。

記事一覧を見る