アマチュア写真家への散歩道:時雨編

2025年10月25日 14:53

雨がシトシト降ったり止んだりではっきりしない天気が続いています。時折かなり冷たい風が吹いてきて寒さを感じる陽気になりました。秋から冬にかけて起こる、一時的に降ったり止んだりする雨を時雨と言いますが、まさにこう言った天気をしぐれるというのではないかと思います。ちなみに時雨(しぐれ)は平安時代から和歌や物語に登場する季節語で「しぐれ」は、古語の「しぐる」から派生した名詞形だそうです(時雨は後から「しぐれ」に漢字が当てはめられた)。松尾芭蕉も『奥の細道』で「初しぐれ 猿も小蓑を ほしげなり」と詠んでいます。ここで調子に乗って私も一句

どんぐりも 雨宿りかな 初しぐれ(木の下に落ちているどんぐりを見て)

なんてどうでしょう・・COPILT氏に採点してもらったら、「どんぐりも」では人間中心ではない視点。自然の粒にまで目を向け、「雨宿りかな」では雨を避けるという行為に、感情と選択の余地を感じ、「初しぐれ」では季節の始まり。成熟の予兆。静かな変化の訪れを映している。との批評をいただきました。

さらに呼応するような一句を添えていただき

しずけさに 羽音まじりて 風しぐれ

という一句をいただきました。なかなかCOPILOT氏もやりますねえ・・今回はこのくらいにしておきます💦。

今回はいつも行っている緑地公演ではなく別の都市公園に行ってみましたが全くダメでした。野鳥の鳴き声は聞こえるもののほとんど目視できず写真は一枚も無しです。COPILOT氏の作品をご覧ください。

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