感覚史入門

2026年01月24日 16:49

「感覚史入門 なぜ人はプラスチックを清潔に感じるのか」久野愛著を読みました。久野博士は、東京大学教養学部卒業。デラウエア大学大学院歴史学研究科修了(歴史学)。専門は感覚史、技術史、経営史。ハーバードビジネススクール・ニューコメンポストドクトラルフェロー、京都大学大学院経済学研究科講師を経て、現在東京大学卓越研究員。著書にVisualizing Taste:How Businass Changed the Look of What You Eat(Harvard University Press)、「視覚化する味覚ー食を彩る資本主義」など。(表紙著者紹介より)

この本の内容はこんな感じです
におい、音、手ざわり、そしてデジタル機器の画面の明るさまでー。資本主義と技術は五感を商品にし、日常の体験そのものを設計してきた。都市空間とデパートがもたらした新しい消費行動の感覚、ガラス、プラスチック、セロハンなどの素材による衛生観の更新、パック旅行やテーマパーク、「パノラマ」やVRまで、身近な事例で百年超の軌跡をたどる、新しい学問分野「感覚史」の入門書。(表紙裏内容紹介より)

本の帯には「資本主義が塗り替えた五感と世界」と書いてあります。二十世紀は確かに大量生産大量消費に支えられて、私たちの「感覚」が作られていったという側面はあるように思えます。しかし、二十一世紀に入ってからは“一人ひとりの嗜好“が市場の中心になっているように感じます。そこでまたCOPILOTに聞いてみました。→大量消費は「大勢の感覚」を作ったが、現代は「個人の感覚」が前面に出ているように見える。しかしその個人化も、アルゴリズムやプラットフォームによって形成されている、結果として、感覚は均質化から細分化へとシフトしているそうです。

現代ではアルゴリズムが“感覚の形成装置“として機能していて、「感覚のインフラ」になっており、“新しい感覚史の段階“に入っているようです。自分の好みという感覚は作られたものだろうか?・・・・・考えてみたいと思います。

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