ミッドウェイ海戦

2026年08月12日 12:14

「ミッドウェイ海戦」大木毅著を読みました。著者の大木毅博士は現代史家。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。「独ソ戦」で新書大賞2020大賞、「天才作戦家マンシュタイン」で第11回猪木正道賞特別賞(2025年)を受賞。主な著書に「『砂漠の狐』ロンメル」、「戦車将軍グデーリアン」、「『太平洋の巨鷲』 山本五十六」、「ドイツ軍攻防史」、訳著に「戦車に注目せよ」、「『砂漠の狐』回想録」、マンシュタイン元帥自伝」、「ドイツ国防軍冬季戦必携教伝」など多数。

この本の内容はこんな感じです
圧倒的に有利だった戦いで、無惨な敗北を喫したのはなぜか。生き残った海軍士官たちの周到な「隠蔽工作」によって「神話化」され、真実から遠いところで論じられたきたミッドウェイ海戦について内外の史料を駆使し、今、わかっていることのすべてを論じ尽くした海戦史の最前線!

今年も8月15日が近づきこの季節には、毎年1冊戦争関連の本を読むことにしているので、あまり参考にしたことはないのですが、Amazonでその他戦争関連書籍でベストセラー1位になっていたので読んでみました。ミッドウェイ海戦といえば、空母艦載機への爆装変更に手間取ったための“運命の5分間“はあまりにも有名ですが、時系列で考えるととても間に合うはずもなく、後から作られたストーリーなのはあまり知られていない事実ではないかと思います。作戦的な失敗ではなく運命に左右された、ちょっとした不運のために(少しの差で)勝利を逃したと、考えてみると上手く出来すぎたストーリーではないかと思います。戦後の回想録などで海軍幹部の証言では「勝てるとは思っていなかった」という多くの証言を得ています。しかし裏を返せば「勝てると思っていなかった」ということは「負けるとわかっていた」ことになります。“負ける“となぜ冷静に分析し、口の出して言えなかったのでしょうか?なぜ言い換えるのでしょうか?これはかなり根深い問題のように思えます。敗北を認知できず、「言い換えでごまかす構造」・・・・今現在でもまだこうした空気は残っていないでしょうか?自身の反省も踏まえて教訓にできることは何か?・・・考えてみたいと思います。

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