バイプレイヤーズ

2021年09月04日 09:00

バイプレイヤーズは、テレビ東京とTBSスパークルの共同制作により、テレビ東京系列で放送されているテレビドラマシリーズです。2017年第1シリーズから今年の第3シリーズまで放送されていますが、今回は映画版の「バイプレイヤーズ〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」を観ました。松居大悟監督はもちろんバイプレイヤーズのテレビドラマシリーズの監督をしており、2009年のNHK「ふたつのスピカ」でNHKの連続ドラマ脚本では最年少記録として、ドラマの脚本家デビューもしています。ドラマ版で主演している田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一らをはじめ総勢100人の役者陣が本人役で出演しており、役者たちで賑わう富士山麓の撮影所を舞台に、濱田岳を中心とした若手俳優たちが犬を主役にした映画の撮影に奮闘する中で、ベテラン俳優たちを巻き込みさまざまなトラブルが起こるさまを描いています。撮影所を舞台にしていることで、何しろたくさん役者さんの集まっている場所なので、100人の役者さんが入れ替わり立ち替わり登場するというのはわかるのですが、若干ストーリーはとっ散らかっている印象があります。第2シリーズで急逝された大杉漣さんが映画化を希望されていたようで、映画の中でも写真で出演されており、その意思をなんとか実現しようと多くの役者さんが登場しているようです。役者さんにも色々なポジションがあるのだなあと感じさせられました。松竹大船撮影所で大道具のバイトをしたことがありますが、なんとか班とか何々組とかチームみたいなものが自然とできてたり、撮影所内で通じる隠語みたいなものもあり、撮影所の雰囲気って独特のものがあると思ってまして、カメラや照明がやりたくて10年以上大道具をやっているベテランの方を何人も見ました。今回の映画のストーリーはひとまず置いといて、役者さんがとても楽しそうに演じられているのが印象的な映画でした。今後ドラマの方を観てみたいと思っています。

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